クイーン

かんばんは、浩二です。

以前、映画館でクイーンのボヘミアンラプソディーを観ました。
フレディーマーキュリーは、世界に才能を認められ、周りからマイケルジャクソンに勝てるのは君しかいないとそそのかされ、仲間を捨て、ソロで活動し、お金と色欲に群がる人達に囲まれ、才能という呪いから心と体は荒んでいきます。

そんな時、エイズウイルスに感染することで、本当に大事なものに気付き、家族、仲間、恋人との時間を取り戻し、ライブエイドというステージで、伝説のベストパフォーマンスを残します。

そう、きっかけはウイルスなんですよね。
フレディは死を意識し、残された時間をどう使うか、真剣に考えたんだと思います。

現在、世界で猛威を振るうコロナウイルス。
もちろん、ワクチンの開発だ~、ステイホームだ~、という行動で不安を消そうとしているかとは思いますが、心の奥底ではあの時のフレディと同じように、考えさせられる瞬間を皆が体験していると思います。
しかも、全世界同時に、全人類が体験しているわけです。

そういった意味では、ウイルスが全人類にどのような気付きを与えようとしているのか?
本当に大事なものは何か?
そこに触れることで、人間に内在する第三の力が働き変容するチャンスかなと感じています。

風邪を引いた時に、普段の健康のありがたみが分かるように、
コロナという厄災を人類が引いた時に、これまでの当たり前に感謝の気持ちを抱けるチャンスだと思います。

100年前に猛威を振るったスペイン風邪同様、ウィルスは変異し、より猛威を振るってます。
過ぎさった過去や、起こるかも分からない未来ではなく、「今」あなたの傍にいてくれる人、「今」あなたと同じ時を過ごす人、「今」この瞬間に意識を向ける時だと思います。

なぜなら、誰も過去は変えられないし、未来を正確に予知する事は不可能だし、
でも「今」に意識を向け、出来ることに焦点を合わせることは可能です。

「今」に意識を向けることは、良い選択を生む可能性を高めます。

実は、この「今」に気付くことを、ある本でセンタリングと教えられ、
その方法を何度も読んで理解したつもりだったのですが、
コロナウイルスという体験を通して、初めて本当の意味を理解したような気がします。
それくらい人間の心は、「今」を離れる性質があると思っています。

日曜の休みは家族との時間を大切にします。