スラムダンク

かんばんは、浩二です。

名作漫画スラムダンク。
当時、あまりの人気に全国の部活動生徒数で
野球を抜いてバスケットが1位となるくらい社会現象となりました。

その名作の最後の試合、漫画本編では大会の途中で連載も人気絶頂の中、作者曰く「この試合を超える面白いものは描けない」という理由で連載に幕を閉じました。

ちなみに最後は、主人公桜木の「ただのジャンプシュート」で幕を閉じたのです。

連載当初、ヤンキーで運動神経が抜群の桜木が
初心者でありながらいきなりダンクをきめるという鮮烈のシーンに比べて地味じゃないと思うかもしれませんが、
作者が伝えたかったのは正にここにあるのではないかと思うのです。

この普通のジャンプシュートを身につけるまで、
初心者である桜木は短期間で2万本のシュートを練習したのです。
これまで、ダンクを決めてやると
派手なプレイばかり狙ってた主人公に対し
安西監督は、基礎のシュートを徹底的に指導します。

そんな、最後のジャンプシュートを決める直前
チームのエースで主人公と仲の悪い流川が
大事な場面で桜木にパスを出します。

最後の大事な場面で、なぜ流川は桜木にパスを出したのでしょうか?

それは、地道な基礎練習を続けてきた人にしか分かりえない
本質的な言葉を桜木が発したためです。

これが、「俺にボールをよこせ、ダンクを決めてやる」
だったら、流川は絶対にパスを出さなかったと思います。
流川はこの言葉を聞いて、瞬時に桜木を信じ、パスを出しました。

今感じるのは、派手なダンクを決めてやるといった心境は
社会に出て誰もが一度は出る言葉だったり、心境なのではないでしょうか。
しかし、そんなプレイヤーにパスを出す人は、
現実世界も同様にありえないと思います。

おそろしく地味な作業を継続し、
汗をかいて、そこで得た本質的な価値ある言葉を使えないと、
パスは与えられないと思います。

シュート2万本を練習する描写の中で
桜木がシュート練習をとても楽しんでるシーンがあります。

僕もジャンプシュートを打てる選手になりたいです。